
美味しそうな柚子! by CHIYAさん
2月10日(土)、通算第11回目となる活動を行いました。当初、今回の活動は武蔵小金井にある江戸東京たてもの園にて行う予定でした。しかし事前に下見をしたところ、幾つかの施設が老朽化のため改築を行われていることが発覚!しかもその中には、みんなが大好きな子宝湯が…(ん、私だけかな?)
そんなわけで、活動まで一週間しかないという状況にもかかわらず急遽活動場所を変更せざるをえなくなりました。予め当日の参加者には、他の候補がないか聞いて回りました。結果、2つ候補が挙げられ、本当に最後の最後まで決着つかず。
最終的に私の独断により、今回の活動は「仙川駅周辺の散策」を行うことになりました。(もう1つの企画は、別の機会にね。)
おそらく読者の中には「仙川?はて、一体どこのことかしらん?」と疑問に思った方もいるでしょう。
私の筆が稚拙で全てを伝える自信がありませんが、当日の活動レポートとともに仙川駅周辺の素晴らしさをお伝えしたく思います。皆様、少々お付き合いくださいませ。

niwa-coya = 仙川地図研究所
はーい、今週のサザエさんはー『幹事、うっかり遅刻する!」の巻です。
すいません、今回私遅刻しました。事前に電車の時間を調べたにも拘らず、家の出発時間を間違ってしまいました。待ちかねたメンバーたちは、先行して予め予約していたカフェへと向かいます。(悲しいね…)
今回お昼ご飯を食べるためにお邪魔したのは、仙川駅から10分程度の場所にある「niwa-coya」というカフェ。1人の新メンバーを迎え、合計13人での活動となりました。
ちなみにこのniwa-coyaというカフェ、同時に仙川地図研究所も兼ねており、訪れるともれなく仙川周辺の地図を購入することができます。(¥400くらいです。)仙川のことをもっと知りたい!!!という仙川LOVEに溢れた人は是非訪れることをお勧め致します。

オシャレな店内! by MANAちゃん
カフェの中は暖かい陽だまりに包まれていて、優しい感じ。店内は家族連れやカップルで賑わっていました。ご飯はいくつか種類がありましたが、私は1,600円の日替わり定食を注文。
食後の飲み物付きで、種類豊富なおかずが付いてきます。普段1人暮らしの部屋でろくなものを食べていない私にとってまたとない豪華な食事です!そして店内は、雑貨が散りばめられ店主のセンスの良さを感じることができます。とてもゆったりした時間。
しばしメンバー同士、自己紹介を改めてしつつ会話を楽しみます。なんて平和な休日なんだろう。写真サークルらしく、合間合間で写真を撮ります。
1時間くらいみんなで和気藹々としてから、私たちはお会計してお店を出発しました。次に向かう先は実篤公園です。
店名 :niwa-coya
場所 :東京都調布市若葉町1-28-28
行き方 :京王線仙川駅 徒歩7分
開店時間 :9:00~18:00
定休日 :月曜日
電話番号 :03-6322-1848
公式サイト :https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13095039/

光を浴びて by KANJIさん
お腹を一通り満たした私たちは、カフェから歩いて5分程度の場所にある実篤公園という場所に行きました。
入り口付近には小さな水飲み場があり、ちょうど光を浴びてキラキラと輝いておりました。今回の活動日は素晴らしい晴天で、まさに撮影日和という感じ。坂を下って、公園の探索を続けます。

先を急ぐ私たち by YUちゃん
ちなみに読者の皆さんは公園の名前の由来となった武者小路実篤さんをご存知ですか?きっと名前くらいは聞いたことがあるのではないかな、と思います。では一体どんなことをした人なのか。少しだけ豆知識。(まあインターネットからの聞きかじりですがね)
**********
武者小路実篤さんは1885年5月12日生まれの日本の小説家です。1910年に『暗夜行路』を著した志賀直哉たちと一緒に、雑誌『白樺』を創刊します。以後、60年余にわたって小説を書き続けました。
生前は幾つもの代表作を世に送り出しました。多くの人生論を著したことでも知られ、一貫して人生の賛美、人間愛を説くことに命を燃やします。
1922年関東大震災により家を焼失した後は、スケッチや淡彩画を描くようになります。その後は貴族院議員に選出されるなど、多方面でその才能を発揮します。満90歳と当時では非常に長く生きて、その生涯を終えました。
実篤公園は、武者小路実篤の息子が調布市に寄贈し、以後は市の管理下に置かれて人々に開放されるに至りました。今ではたくさんの人が、公園を訪れてその素朴な景色に心を和ませています。
(参考:wikipedia<https://ja.wikipedia.org/wiki/武者小路実篤>
武者小路実篤記念館HP<http://www.mushakoji.org/index.html>)

陽だまりの中で by KENちゃん
公園の中には、武者小路を知ることのできる旧実篤邸や武者小路実篤記念館などがありました。
季節柄、あまり花が咲く時期ではないのでこれといった見所スポットは少なかったですが(桜とか紅葉の季節になるとめっちゃ綺麗らしいらしいです)、ところどころ綺麗な光が差し込んでいて良い撮影スポットになっていました。
途中途中でS氏にモデルになって頂きました。ご協力感謝致します。

ノスタルジック・アワー by KANJIさん
あと個人的にはものすごい竹林が好きなので(昔は竹林研究家を名乗っておりました)、元気な竹が生い茂っている姿に思わず見とれてしまいました。竹って、地下茎で全て繋がっているのですが、知ってました?彼らはものすごく繁殖力が高く、気を抜くといたるところにニョキニョキ竹が密生していたりします。
あとはさりげなく屋根付きのベンチが備え付けられていたり、あまり主張しない橋が架けられていたり、池の中には鯉が泳いでいたり…とても穏やかで、静かな時間が流れていました。
時期をずらして、是非また訪れたい場所であります。

かわいいワンコ。by RANさん
公園を出ると、近所を犬を連れて散歩しているおじさまに遭遇。メンバーの一人(K氏ですね)が早速話しかけます。(そのフットワークの軽さが私には羨ましい…!)
なんとそのおじさま、仙川にいくつか土地を持っている地主さんのようでした。(許可はもらっていないので、写真は割愛します)とても物知りなおじさまで、武者小路実篤についてだったり仙川のトリビアだったりを話してくれました。なんでも、仙川に流れている川は、なかなか重要な役目を果たしているそうです。

なんか発見した様子 by AYAさん
そして話をしたついでに、近道を教えてもらいました。近道を越えた先から更に歩くこと10分、途中では野良猫や好奇心くすぐられる階段、ちょっぴり怖くなるお墓群、なんだか小洒落たアンティークショップなどが並んでおり楽しかったです。なんだか、どこか探検しているような気分になってきます。
次の目指す場所は、安藤忠雄ストリートです。

どこかクールな感じ。by YASUさん
皆さんの中には安藤忠雄さんのことをご存知ではない人もいるかもしれません。というわけでここでも簡単に安藤忠雄さんについて解説していきます。
**********
安藤忠雄さんは、1941年9月13日生まれの世界的に名の知られた日本の建築家です。美術館や教会など、これまで幾つもの代表作を生み出してまいりました。かつてボクサーも経験したことのある異色の経歴を持つ人です。
彼が手がけた建築物の特徴に一つとして、コンクリートで建てられた割とシンプルな構造があります。安藤忠雄ストリートにある東京アートミュージアム、仙川保育園、調布市せんがわ劇場にもそういった特徴を見て取ることができます。
またこだわりの強い人物としても知られているようです。若い人たちで賑わう「表参道ヒルズ」も彼の手によってデザインされました。
そんな巨匠によって建てられた建築物が並ぶストリートを我々はひた歩きします。どこか人を寄せ付けない、無機質な建築物の数々は冷たい印象を与えながらもいっそ潔い気持ちになるから不思議です。SIMPLE IS THE BEST.ということですかね。
次に向かった場所は、「クロユリ団地」が撮影されたと言われる場所です。

人々の憧れだった、「団地」
昭和30〜40年代の高度経済成長期、日本を表現するものの一つとして「団地」が挙げられます。地方から都市部へ集団で移り住みに来た人たちにとって、当時最新の設備を備えた団地に住むことというのは、人々にとって憧れの象徴のようなものでした。
団地建設当初は、高い倍率の中で当選した人だけが住むことのできる夢のような場所。団地に住んでいれば、遠くに行かなくても敷地内だけで買い物も手早く済ませることができ、幼稚園や小学校も徒歩5分程度の距離にありました。そして、近隣の人たちとは強い絆で結ばれていたのです。
それから数十年が経ち、かつて憧れの的であった団地も老朽化が進みどこか寂れたイメージが付きまとうようになりました。
私たちは、団地の黄金世代を知りません。でも不思議と団地を訪れた時、かつての栄光を肌で感じることができました。その場所は今でもたくさんの人が住んでおり、生活感漂う空間でした。
そして団地は今まさに生まれ変わろうとしている途上なのかもしれません。実際に訪れてみると、何十年も経って老朽化した建物と、新しく建てられた建物が入り混ざった不思議な空間でした。おそらくこの光景を見ることができるのは今だけの様な気がします。

宙をつかむ by KANJIさん
それから団地内には、遊具が置かれた小さな公園もありました。確か「クロユリ団地」にも登場した場所です。公園にはたくさんの子供達が遊びに来ており、休日ならではの活気にあふれていました。
その中で私たちは童心に返り、周囲の視線もなんのその、大人気なくブランコやジャングルジム?で遊びました。まるで十数年前を思い出すかのように、無心で私はブランコをこぎました。
たまには世間のしがらみから離れてみるのも悪くないと思った瞬間。もし読者の方々が日常に疲れた時には、昔を振り返りつつブランコに乗ってみることをお勧めいたします。(たとえお母さんが子供に「見ちゃダメ!」という仕草をしても、決して心折れないように。)

無機質GENERATION by CHIYAさん
そのあと、いつものように集合写真を撮りました。今回は、どこかCDのジャケ写のような仕上がりになりました。意図してかわかりませんが、皆さんあっちこっち見ていてまとまりない感じですが、それが逆にアクセントになっているような気がします。

いつだって全力投球! by KANJIさん
ここからはちょっと余談の話になりますが。
団地を訪れた後は、一旦活動自体は解散となりました。毎回有志を募ってアフターをしておりますが、今回はみんなでお好み焼きを食べに行きました。(はて、前回の活動でも食べたような気が…気のせいかな?)
みんなで食卓を囲んでジュージュー焼きました。お好み焼きにもいろいろ種類があるようで、特に私は個人的にモダン焼きというやつがとても好きになりました。(落としぶたをして、最後に卵を絡めるの!これが結構クセになる味なのです。)
そして再び満腹になった私たちは、まるで吸い込まれるように笹塚駅から徒歩5分くらいのところにあるボウリング場へ。私たちは3つのチームに分かれてスコアを競いました。
結果は…私のいるチームは惜しくも2位でした。(同率1位だったんだけどね、私が最後じゃんけんで負けました。いとかなし。)
ここ最近あまりボウリングをやる機会もなかったので、運動不足の私にとってめっちゃいい運動になりました。笑 こうして写真以外にも交流を深めることができるのは、サークルならではなのかなと思っています。
第12回目の活動は、梅が満開となっている羽根木公園での写真撮影会を予定しております。ご興味ある方はホームページのコンタクトフォームからご連絡くださいませ。お待ちしてます!
Leave a reply